いとう動物病院 - 様々な病気

様々な病気

かえる中毒のお話

 

 画像:Bufo japonicus formosus.jpg 

ヒキガエルは耳の後ろにある大きな耳下腺や皮膚の毒腺から、外敵から身をまもるための強力な毒液を分泌します。 ヒキガエルは暴走族や渋谷のコギャルのように夜行性で、産卵の時期以外は地面の中で寝ており、おもに雨が降ってきたときに地面から出てきます。桜が満開になる頃小さな池を目指して産卵のためにいっせいに山を降りてきます。春から夏にかけて池の近くで犬を遊ばせた後に起こることがあります。 ピョンピョンと飛び回るヒキガエルを興味をもった犬が遊びでくわえたり咬んだりすることによって中毒が起こります。またヒキガエルが入っていた引水用の器の水を犬や猫が飲むことによっても中毒になることがあります。

症状は?

ヒキガエルはブフォトキシンという毒液を分泌します。このブフォトキシンには数種の成分がありますが、主成分としてはブフォニンとブフォタリンがあります。ブフォニンはアミン系の毒素で、粘膜に接すると神経系にダメージを与え、幻覚作用があります。一方、ブフォタリンはステロイド系の毒素で、猛毒となります。
 犬がヒキガエルを口にするとブフォトキシンにより口腔粘膜の知覚麻痺が起き、直後によだれを垂らし、口腔および咽頭粘膜の激しい刺激を伴います。 もし犬がヒキガエルを食べてしまうと呼吸困難、吐き気、運動麻痺そして対麻痺となり、場合によっては発作やけいれんを起こし、時には死に至ることもあります。

ヒキガエルを口にしているのを見かけたら!

  もし犬や猫がヒキガエルを舐めたり食べたりしているのを見かけたら、まずは水で口を洗い流して、口の中の毒素を除去してください。その後はすぐに動物病院にお連れ下さい。

 

 

 

 

 

 
 
 
 



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