いとう動物病院 - 様々な病気

様々な病気

肛門のう疾患について

肛門のうとはなに?

 肛門のうは肛門の両側にあって、皮膚のすぐ下にあります。これは、きわめて細い管によって肛門に開口しています。肛門のう内の腺は濃い色でひどい臭いの物質を分泌します。その目的ははっきり判っていませんが、仲間や他の動物に対する信号物質と考えられています。似たものにスカンクの臭のうがありますが、犬や猫ではスカンクのように自分で調節して出すことができません。またこれは、なくても差し支えのないものです。

どうしておこるの?

肛門のうの疾患には3つの種類に分けられます。

1.詰まり

  肛門のうの分泌物が異常に濃くなって外部への排泄ができなくなった状態。

2.感染

  細菌が黄色や赤い膿を産生します。この感染は眼や耳や扁桃腺や皮膚といったほかの場所にも起こっていることがあります。

3.膿瘍

  感染が原因で肛門近くが熱く、柔らかく腫れ上がったところが破裂して膿汁や血液を排出している状態。

症状は?

 床にお尻をすりつけて引きずる動作をしたり、尾や肛門の近くが過敏になっているため尾の付け根を極度に舐めたり、肛門周囲から血の混じった粘調性のある排液がみられます。

次のような時はすぐに病院に来院して下さい。

  ◇肛門のあたりが急に腫れたり、排液がみられる。

  ◇肛門を絶えずなめる。

  ◇床や壁などにお尻をすりつけて引きずる動作がみられる。

治療法は?

のう内容物を手で搾り出す。

のう内の洗浄、消毒とのう内に抗生物質を注入する。

手術で排液したり、のう全体を切除する。

 




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